AIクリエイティブ公開

AIクリエイターとは?仕事内容と、未経験からなるための学び方

この記事の結論

  • AIクリエイターは、生成AIで動画・画像・音楽などを作り、企画と最終確認を人が担うクリエイティブの仕事です。
  • 「AIクリエイター」単体の年収統計はなく、近い職業の動画制作は年収583.3万円(job tag・令和7年賃金構造基本統計調査)が1つの目安です。
  • 未経験からは、分野を1つ決めて短い作品を作り、ポートフォリオで実績を示す5STEPで進めましょう。

※この記事は、バイテック・バイテックGEEK・デジットなどを運営する株式会社AI棒のグループ会社、株式会社Librexが作成しています。紹介するサービスにはグループのサービスを含みます。他社の料金などは各社の公式サイトで確認した情報です。

AIクリエイターの仕事は、SNSや広告の動画制作から画像・デザイン・音楽・音声、企業内のクリエイティブ制作まで幅広く存在します。

仕事の種類と必要なスキルを把握すると、未経験から最初に学ぶ分野を迷わず決められます。

本記事では、AIクリエイターの仕事内容と種類、必要なスキル、未経験からなるための5STEPをまとめています。さらに、厚生労働省のjob tagで確認できる年収の目安、役立つ資格、学び方も紹介します。

【早見表】AIクリエイターとは?生成AIクリエイターの仕事の全体像

【早見表】AIクリエイターとは?生成AIクリエイターの仕事の全体像

AIクリエイターとは、生成AIを使って動画・画像・音楽などのコンテンツを企画から仕上げまで作る人です。AIが素材を作る時間を短くする一方で、何を誰に届けるかを決めて品質を確認する役割は人に残ります。

ここでは、AIクリエイターの主な分野を早見表で示したうえで、定義とAIオペレーターとの違いを紹介します。

分野

主に作るもの

特に求められるスキル

動画・映像

SNSのショート動画、広告動画、解説動画、CM・MVの一部工程

構成・編集・ナレーションと字幕の設計

画像・デザイン

広告バナー、商品イメージ、イラスト、SNS投稿画像

デザインの基礎・ブランドに合わせた表現

音楽・音声

BGM、ナレーション、効果音

音の編集・利用規約の確認

企業内のAIクリエイティブ

社内外向けの動画・資料・広告素材の内製

制作フローの設計・品質と権利の管理

※分野の分け方は、厚生労働省 job tagの職業情報などをもとにLibrex 編集部が整理したものです。

どの分野でも、企画と最終確認は人が担います。最初は1つの分野に絞ると、学ぶツールと作品の方向性が定まりやすくなります。

AIクリエイターの定義とAIクリエイティブの意味

AIクリエイターは、生成AIを制作工程に組み込み、目的に合った作品を完成させる職種です。職業名として公的に定義された言葉ではなく、生成AIクリエイター・AI動画クリエイターなど分野ごとの呼び方も使われています。

AIクリエイティブは、生成AIを使って作るクリエイティブ全般、またはその制作手法を指す言葉です。たとえば、広告動画の構成案をAIで複数出し、人が選んだ案をもとに映像とナレーションをAIで作る流れは、AIクリエイティブの典型です。

ただし、AIで作ったものをそのまま納品する仕事は少なく、修正と確認の工程が品質を左右します。

AIオペレーターとの違い

AIクリエイターとAIオペレーターの違いは、目的から作品を設計するかどうかです。AIオペレーターは指示どおりにAIを操作して素材を出す役割で、AIクリエイターは企画・構成・仕上げまで責任を持ちます。

2つの役割を、担う範囲で比較します。

項目

AIオペレーター

AIクリエイター

起点

渡された指示や素材

依頼の目的・届けたい相手

主な作業

AIへの入力と出力の整理

企画・構成・AIでの制作・編集・最終確認

評価されるもの

作業量と速さ

成果物が目的を達成したか

未経験の方は、オペレーター的な作業から始めて、企画や構成まで担える範囲を広げていくと、AIクリエイターとしての仕事につながります。

AIクリエイターの仕事内容と種類|AI動画クリエイター・AI映像制作など5分野

AIクリエイターの仕事内容と種類|AI動画クリエイター・AI映像制作など5分野

AIクリエイターの仕事内容は、作るコンテンツの種類によって大きく変わります。同じ生成AIを使っていても、動画と画像では納品の形式も確認するポイントも違うためです。

ここでは、AIクリエイターの代表的な仕事を5つの分野に分けて紹介します。

AI動画クリエイター:SNS・広告・解説動画

AI動画クリエイターは、台本・ナレーション・字幕・テロップなどの工程にAIを使い、短い動画を効率よく作る仕事です。SNSや広告では、同じ型の動画を本数多く作る場面が多いからです。

たとえば、商品紹介の縦型動画を、構成案の作成からAIナレーションの追加、字幕入れまで1つの流れで作ります。

ただし、広告動画は再生数や問い合わせ数などの目的があるため、編集の技術に加えて構成の考え方が求められます。

AI映像制作:CM・MV・映像作品の一部工程

AI映像制作は、CMやミュージックビデオなどの映像作品で、絵コンテの作成や一部のカットの生成をAIで担う仕事です。撮影が難しいシーンやイメージ映像を、AIで短時間に試作できるためです。

たとえば、絵コンテの段階でAIの画像や映像を使い、クライアントと完成イメージをすり合わせる使い方があります。

ただし、映像作品はチームで作ることが多く、ディレクターの指示に沿って品質をそろえる力が必要です。

AI画像・デザイン

AI画像・デザインの仕事は、広告バナーや商品イメージ、SNSの投稿画像などを、画像生成AIとデザインツールを組み合わせて作る仕事です。案出しをAIで速くし、文字組みや色の調整を人が仕上げます。

ただし、ブランドの色やロゴの使い方には決まりがあるため、生成した画像をそのまま使えないことも多くあります。

AI音楽・音声

AI音楽・音声の仕事は、動画のBGMやナレーション、効果音をAIで作る仕事です。動画制作とセットで任されることが多く、単独の仕事より動画クリエイターの工程の一部として担う形が中心です。

たとえば、解説動画の台本からAIでナレーションを作り、動画の尺に合わせてBGMの長さを調整します。

ただし、音声や音楽の生成サービスは、プランによって商用利用の条件が異なるため、利用規約の確認が欠かせません。

企業内のAIクリエイティブ担当

企業内のAIクリエイティブ担当は、外注していた動画や広告素材を、社内でAIを使って作る役割です。制作を内製化すると、修正のやり取りが社内で完結し、公開までの時間を短くできるからです。

企業内のAIクリエイティブ担当が担う主な業務は、以下のとおりです。

  • 社内外向けの動画・画像の制作
  • 制作手順のテンプレート化
  • AIツールの利用ルールと権利の確認

今の職場でAIクリエイティブを担うと、転職や独立をしなくても実績を積めます。

あわせて読みたい
AI動画制作の方法|自分で作る手順と、制作会社に頼む場合の選び方

AIクリエイターに必要なスキル6つ

AIクリエイターに必要なスキル6つ

AIクリエイターに必要なスキルは、AIの操作だけではありません。生成AIは素材を速く作れますが、何を作るかを決めて仕上げる工程は人の判断に頼るためです。

ここでは、AIクリエイターに必要なスキルを6つに分けて、中身と身につけ方を紹介します。

スキル

中身

身につけ方

企画・構成力

目的と視聴者から、構成と尺を決める

広告やSNSの動画を分解して構成を書き出す

表現の基礎

構図・色・文字組み・映像のテンポ

デザインや映像の基礎を教材で学ぶ

生成AIの使い分けと指示

目的に合うAIを選び、狙いどおりに出力させる

同じ題材で指示を変えて出力を比べる

編集・仕上げ

カット・字幕・音・色を整えて納品形式にする

短い作品を最後まで完成させる

制作の自動化

Claude Codeなどで制作手順をコードやテンプレートにする

同じ型の動画を繰り返し作る

権利・倫理の知識

著作権・肖像権・利用規約の確認

文化庁の資料と各ツールの規約を読む

以下では、6つのスキルのうち、未経験の方がつまずきやすい4つを具体的に解説します。

企画・構成力を身につける

AIクリエイターにとって企画・構成力は、成果物の質を最も左右するスキルです。AIは指示された内容を作れますが、誰に何を伝えるかは決められないからです。

たとえば、30秒の商品紹介動画なら「冒頭3秒で悩みを示す → 商品で解決する → 行動を促す」のように、構成を先に決めてからAIに素材を作らせます。

ただし、構成の良し悪しは公開後の数字で分かることも多いため、作って見直す回数を重ねることが重要です。

生成AIを使い分けて指示する

生成AIの使い分けは、作る素材ごとに得意なAIを選ぶスキルです。文章・画像・映像・音声では、向いている生成AIが異なるためです。

たとえば、台本は対話型のAIで下書きし、ナレーションは音声合成で作ります。映像の組み立ては編集ツールやコードで進めるように、工程ごとに分けて考えます。

ただし、ツールの機能や料金は更新が速いため、使う前に公式サイトで最新の情報を確認してください。

制作を自動化する

制作の自動化は、同じ型の動画や画像を何本も作る仕事で効いてくるスキルです。テンプレートや手順をコードにしておくと、2本目以降の制作時間を短くできるからです。

たとえば、Claude Codeに「この台本から字幕付きの縦型動画を作って」と頼み、HyperFramesやRemotionで動画を組み立てる方法があります。

ただし、自動化は1本を手作業で最後まで作れるようになってから取り組むほうが、どこを任せるかを判断しやすくなります。

権利・倫理の知識を持つ

AIクリエイターは、AIで作った作品が他人の権利を侵害していないかを確認する責任を負います。AI生成物でも、既存の著作物との「類似性」と「依拠性」が認められれば著作権侵害になり得るためです。文化庁も「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」(令和6年7月31日)で、2つの要件をもとに整理しています。

公開前に確認したい項目は、以下のとおりです。

  • 既存の作品やキャラクターに似ていないか
  • 実在の人物の顔や声を無断で使っていないか
  • 使ったAIツールの規約で商用利用が認められているか

確認した内容と使った指示を記録しておくと、クライアントから問い合わせがあった際に説明しやすくなります。

Claude Codeで広がるAIクリエイターの制作方法|HyperFrames・Remotion

Claude Codeで広がるAIクリエイターの制作方法|HyperFrames・Remotion

AIクリエイターの制作方法には、編集ソフトで手を動かす方法に加えて、AIエージェントに日本語で指示してコードで動画を作る方法があります。コードで作った動画は、文字や画像を差し替えるだけで量産しやすいためです。

ここでは、Claude Codeと、動画を作るためのツールであるHyperFrames・Remotion・ffmpegの役割を紹介します。

ツール

動画の作り方

ライセンス・料金

向いている用途

HyperFrames

HTML・CSSとアニメーションで動画を定義し、MP4に書き出す

Apache 2.0のオープンソース

AIエージェントに作らせる短い動画・モーショングラフィックス

Remotion

Reactのコードで動画を作る

個人・従業員3名以下の営利組織などは無料。条件に当てはまらない営利組織はCompany Licenseが必要

データを差し替えて作るテンプレート動画

ffmpeg

コマンドで動画・音声の変換・カット・結合をする

オープンソース

書き出し・形式変換・素材の下処理

※2026年10月時点・HyperFrames(GitHub)、Remotion(LICENSE)の公式情報より

HyperFramesとRemotionは、どちらもClaude Codeから日本語で指示して使えます。最初は、プラグインが用意されているHyperFramesから試すと始めやすくなります。

Claude Codeとは

Claude Codeは、Anthropicが提供するAIエージェントで、ファイルの編集やコマンドの実行を日本語の指示で進められます。公式ドキュメントでは、コードベースを読み取り、ファイルを編集し、コマンドを実行するagentic codingツールと説明されています。

Claude Codeは、ターミナル・IDE・デスクトップアプリ・ブラウザで使えます。ただし、多くの利用環境でClaudeの有料サブスクリプションかAnthropic Consoleのアカウントが必要です。

HyperFramesでHTMLから動画を作る

HyperFramesは、HTMLで書いた動画をMP4に書き出せる、HeyGenが公開するオープンソースのフレームワークです。ヘッドレスChromeで1フレームずつ描画し、FFmpegでエンコードする仕組みのため、同じ入力からは同じ動画が書き出されます。

Node.js 22以上とFFmpegを用意し、Claude Codeにプラグインを入れると、作りたい動画を日本語で依頼できます。導入の手順は「HyperFramesとは?使い方とClaude Codeで動画を作る手順」で解説しています。

RemotionでReactから動画を作る

Remotionは、Reactのコードで動画を作るフレームワークです。テキストや画像をデータとして差し替えられるため、同じ構成の動画を大量に作る仕事に向いています。

ただし、従業員4名以上の営利組織で使う場合はCompany Licenseが必要です。ライセンスと使い方は「Remotionとは?使い方・料金とClaude Codeで動画を作る方法」で紹介しています。

あわせて読みたい
Claude Codeで動画編集する方法|HyperFrames・Remotionで動画を作る手順

未経験からAIクリエイターになるための5STEP

未経験からAIクリエイターになるための5STEP

未経験からAIクリエイターを目指す場合は、分野を絞って作品を完成させる経験を早く積むことが重要です。仕事の依頼は、資格や学習時間より、見せられる作品で判断されることが多いためです。

ここでは、未経験からAIクリエイターとして仕事を受けるまでの流れを5つのステップで紹介します。

STEP

やること

成果物

1

作りたい分野と出し先を決める

分野・媒体・目標のメモ

2

生成AIと表現の基礎を学ぶ

練習用の素材・短い試作

3

短い作品を1本最後まで作る

完成した作品1本

4

ポートフォリオにまとめる

作品3本以上と制作の説明

5

仕事の受け方を選んで実績を積む

最初の仕事・社内での制作実績

STEP3までは、1本の作品を完成させることを目標に進めると、途中で止まりにくくなります。

【STEP1】作りたい分野と出し先を決める

最初に、動画・画像・音楽などの中から作りたい分野と、作品を出す媒体を1つずつ決めましょう。分野と媒体が決まると、学ぶツールと作品の尺や形式が決まるからです。

たとえば「Instagramの縦型ショート動画」と決めれば、9:16の画面比率と30秒前後の構成を前提に練習できます。

【STEP2】生成AIと表現の基礎を学ぶ

次に、生成AIの使い方と、デザインや映像の基礎を並行して学びます。AIの操作だけを覚えても、構図や文字の読みやすさを判断できなければ仕上げられないためです。

ただし、ツールを次々に試すより、1つのツールで同じ題材を何度も作り直すほうが上達を実感しやすくなります。

【STEP3】短い作品を1本最後まで作る

基礎を学んだら、15〜30秒程度の短い作品を1本、構成から書き出しまで完成させます。企画・制作・編集・確認の全工程を一度通すと、自分が苦手な工程が分かるからです。

たとえば、架空の商品を設定し、構成・ナレーション・字幕・BGMまで入った紹介動画を作ります。

【STEP4】ポートフォリオにまとめる

作品が3本以上できたら、ポートフォリオにまとめます。依頼する側は、作品の見た目に加えて、どの工程を担当できるかを確認したいためです。

ポートフォリオに載せたい項目は、以下のとおりです。

  • 作品の目的と想定した視聴者
  • 担当した工程(企画・制作・編集)
  • 使ったAIツールと制作時間

実在の企業や商品のロゴを無断で使った作品は、ポートフォリオに載せないようにしてください。

【STEP5】仕事の受け方を選んで実績を積む

最後に、会社員・業務委託・社内の担当のどれで実績を積むかを選びます。働き方によって、仕事の探し方や契約で確認することが変わるためです。

働き方ごとの違いは、次のH2で解説します。

AIクリエイターの働き方と仕事の受け方

AIクリエイターの働き方と仕事の受け方

AIクリエイターの働き方は、会社員・フリーランス(業務委託)・今の職場での担当の3つが中心です。厚生労働省のjob tagでも、動画制作の仕事は映像制作会社に雇用される人と、フリーランスで活動する人の両方がいると紹介されています。

ここでは、3つの働き方の違いと、業務委託で受ける場合に確認したいことを紹介します。

働き方

仕事の受け方

向いている方

注意点

会社員(制作会社・事業会社)

求人に応募して入社する

収入を安定させながら経験を積みたい方

担当する分野を会社が決める

フリーランス・業務委託

企業や制作会社と案件ごとに契約する

分野や仕事量を自分で選びたい方

収入の変動が大きい

今の職場で担う

社内の動画・広告素材の制作を引き受ける

転職や独立の前に実績を作りたい方

本業との時間配分を決める必要がある

未経験の方は、今の職場で小さな制作を引き受けるところから始めると、リスクを抑えて実績を作れます。

会社員として働く

会社員のAIクリエイターは、制作会社や広告会社、自社の商品を持つ事業会社で、チームの一員として制作を担います。ディレクターやデザイナーと分担するため、先輩の仕事から構成や品質の基準を学べる点が利点です。

ただし、求人では「AIクリエイター」以外の職種名で募集されることも多いため、動画編集・映像制作・デザイナーなどの職種名でも探してみてください。

フリーランス・業務委託で受ける

フリーランスのAIクリエイターは、企業や制作会社から案件ごとに業務委託で仕事を受けます。job tagでは、動画制作のフリーランスは収入の変動と個人差が大きいと説明されています。

フリーランス・事業者間取引適正化等法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)は、2024年11月1日に施行されました。発注する事業者には、給付の内容や報酬の額、支払期日などの取引条件を明示する義務があります(公正取引委員会)。

ただし、法律で明示が求められる項目だけでは、AI制作に特有の条件が決まらないこともあります。

契約前に確認したいこと

AIクリエイターが業務委託で仕事を受ける際は、AIの利用と権利の扱いを契約前に確認しましょう。AIの利用を認めない発注者や、生成物の権利の扱いを細かく決めたい発注者もいるからです。

契約前に確認したい項目は、以下のとおりです。

  • 生成AIを制作に使ってよいか、使えるツールの指定はあるか
  • 納品物の権利(著作権の譲渡・利用範囲)は誰に帰属するか
  • 修正の回数と、追加費用がかかる条件
  • 素材(ロゴ・写真・音源)の権利は誰が確認するか

上記の項目を書面やメールで残しておくと、納品後のトラブルを防ぎやすくなります。

AIクリエイターの年収の目安|公的統計で分かること

AIクリエイターの年収の目安|公的統計で分かること

「AIクリエイター」という職業名で年収を集計した公的統計は、2026年10月時点で確認できません。近い職業の目安としては、厚生労働省のjob tagで、動画制作の賃金(年収)が583.3万円、広告デザイナーが539.6万円と掲載されています。

ここでは、job tagに掲載されている統計データと、数字を読むときの注意点を紹介します。

項目

動画制作

広告デザイナー

賃金(年収)

583.3万円

539.6万円

平均年齢

41.7歳

39.1歳

ハローワークの求人賃金(月額)

28.8万円

25.9万円

有効求人倍率

0.39倍

0.14倍

※厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)より(2026-10-21 確認)。賃金(年収)・平均年齢は令和7年賃金構造基本統計調査、求人賃金・有効求人倍率は令和7年度のハローワーク求人統計を加工したもの

どちらの職業も有効求人倍率は1倍を下回っていて、求人の数に対して仕事を探す人が多い状況です。

統計を読むときの注意

job tagの数字は、AIクリエイターの年収をそのまま表すものではありません。動画制作の統計は「他に分類されない法務・経営・文化芸術等の専門的職業」等、広告デザイナーの統計は「グラフィックデザイナー」等の、広い職業分類に対応するデータだからです。

数字を読む際に押さえたい点は、以下のとおりです。

  • 職業分類が広く、AIを使わない仕事も含まれる
  • 賃金構造基本統計調査は雇用されている人の統計で、フリーランスの収入は含まれない
  • 全国の平均で、地域や年齢による差が大きい

上記の点から、job tagの数字は会社員として働く場合の参考値として使いましょう。

収入を左右する要素

AIクリエイターの収入は、担当できる工程の広さと、継続して依頼を受けられるかで変わります。素材を作るだけの作業より、企画から納品まで任せられる仕事のほうが、1件あたりの報酬を決める範囲が広いためです。

たとえば、同じ動画の仕事でも、編集だけを担当する場合と構成・台本・ナレーションまで担当する場合では依頼の範囲が異なります。

ただし、フリーランスの報酬は案件や発注者ごとに異なり、公的な相場は示されていません。

AIクリエイターに資格は必要?役立つ資格2つ

AIクリエイターに資格は必要?役立つ資格2つ

AIクリエイターとして働くために必須の資格はありません。仕事の依頼では、資格よりポートフォリオの作品で実力を判断されることが多いためです。

ここでは、生成AIの知識を体系的に確認したい方に向けて、役立つ資格を2つ紹介します。

資格

主催

内容

受験料(税込)

生成AIパスポート

一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)

生成AIの基礎知識・動向・注意点・活用方法。オンライン60分・60問

一般11,000円/学生5,500円

G検定

一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)

AI・ディープラーニングの活用リテラシー

一般13,200円/学生5,500円

※2026年10月時点・各団体の公式サイトより

生成AIパスポートは、生成AIを扱う際の注意点まで出題範囲に含むため、権利やリスクの知識を確認したいAIクリエイターに向いています。ほかのAI資格の難易度や受験料は、「AI資格おすすめ20選|国家資格・難易度・受験料を目的別に比較【2026年】」で比較しています。

AIクリエイターの学び方|独学とスクールの選び方

AIクリエイターの学び方|独学とスクールの選び方

AIクリエイターの学び方は、独学・無料教材・スクールの3つに分かれます。どれを選ぶかで、費用と、つまずいたときに相談できる相手の有無が変わるためです。

ここでは、3つの学び方を比較したうえで、独学とスクールそれぞれの進め方を紹介します。

学び方

費用

相談・添削

向いている方

独学(書籍・公式ドキュメント)

0円〜数千円

なし

自分で課題を決めて作品を作り続けられる方

無料教材・動画講座

0円〜

なし、または限定的

まず生成AIに触れてみたい方

スクール

数万円〜数十万円

面談・チャット・添削あり(スクールによる)

短期間で作品と仕事につなげたい方

まず無料の教材で生成AIに触れ、作りたい分野が決まった段階でスクールを検討する順番も有効です。

独学で学ぶ場合

独学でAIクリエイターを目指す場合は、学ぶ範囲を1つの分野に絞り、作品の完成を目標にしましょう。生成AIのツールは種類が多く、全部を試すと作品が完成しないまま時間が過ぎやすいためです。

たとえば、Claude CodeとHyperFramesは公式ドキュメントが公開されていて、手順どおりに進めると最初の動画を書き出せます。

ただし、独学では作品の良し悪しを判断してくれる相手がいないため、構成や仕上げの改善点に気づきにくい点に注意が必要です。

スクールで学ぶ場合

スクールで学ぶ場合は、作りたい分野の専用コースがあるかと、作品へのフィードバックがあるかを確認して選びましょう。AIクリエイター向けの講座でも、画像中心・動画中心などカリキュラムの範囲が異なるためです。

たとえば、Librexグループのデジット(DEGIT)は、ClaudeCode動画制作コースを提供しています。Claude Codeを基盤に、HyperFrames・ffmpegで動画を作るカリキュラムです。デジットの主な条件は、以下のとおりです。

  • 料金:2ヶ月プラン178,000円・4ヶ月プラン278,000円・6ヶ月プラン348,000円(一括払いの総額。税込・税抜の表記なし)
  • サポート:マンツーマンのオンライン面談(原則月2回)とチャットサポート
  • 収益化サポート:案件獲得相談は2ヶ月プランから、受講生限定の案件紹介・ポートフォリオ添削は4ヶ月プラン以上
  • 返金保証:10日間返金保証は、説明会・個別相談を経て申し込んだ場合が対象で、LPからの直接申込は対象外(返金ポリシー)

※2026年10月時点・デジット公式サイトより。教育訓練給付金などの給付金の記載はありません。案件獲得や収益は保証されません。

ほかのスクールの料金やサポートは、「生成AIスクールおすすめ13選|目的別の選び方と料金を比較【2026年最新】」で比較しています。

まとめ|AIクリエイターは分野を決めて1本作るところから

まとめ|AIクリエイターは分野を決めて1本作るところから

AIクリエイターを目指すうえでのポイントは、以下のとおりです。

  • AIクリエイターは、生成AIで作品を作り、企画と最終確認を人が担う仕事
  • 動画・映像、画像・デザイン、音楽・音声、企業内のクリエイティブなど分野ごとに求められるスキルが違う
  • 年収はAIクリエイター単体の公的統計がなく、job tagの近い職業(動画制作583.3万円など)が参考値
  • 必須の資格はなく、ポートフォリオの作品で実力を示す

まずは作りたい分野と媒体を1つ決め、15〜30秒の短い作品を1本完成させてみてください。

よくある質問

QAIクリエイターは未経験からなれますか?
AAIクリエイターは、未経験からでも目指せます。必須の資格はなく、依頼する側はポートフォリオの作品で判断することが多いため、分野を1つ決めて短い作品を3本以上作るところから始めましょう。
QAIクリエイターの年収はどのくらいですか?
A「AIクリエイター」という職業名の公的統計は、2026年10月時点で確認できません。近い職業として、厚生労働省のjob tagでは動画制作の年収が583.3万円、広告デザイナーが539.6万円と掲載されています(令和7年賃金構造基本統計調査を加工)。
QAIクリエイターに資格は必要ですか?
AAIクリエイターとして働くために必須の資格はありません。生成AIの知識を体系的に確認したい場合は、生成AIパスポート(受験料 一般11,000円)やG検定(一般13,200円)が選択肢になります(2026年10月時点)。
QAI動画クリエイターになるにはプログラミングが必要ですか?
AAI動画クリエイターは、編集ソフトと生成AIを組み合わせればプログラミングなしでも動画を作れます。Claude Codeを使えば、日本語の指示からHyperFramesやRemotionのコードを書かせて動画を作れるため、同じ型の動画を量産したい場合に役立ちます。
Q生成AIクリエイターとAIクリエイターに違いはありますか?
A生成AIクリエイターとAIクリエイターは、どちらも生成AIを使って作品を作る人を指す言葉として使われています。公的に定義された職業名ではないため、求人では動画編集・映像制作・デザイナーなどの職種名で募集されることもあります。

出典・参考

SUPERVISOR|この記事の監修者

萩野 研斗

萩野 研斗

デジット 動画広告ディレクター

広告動画・CM制作のディレクションを担当し、商品理解からコンセプト設計、絵コンテ、AIによる映像化までを一気通貫で対応。数値から逆算した構成設計を軸に、認知獲得からCV改善まで目的に応じたクリエイティブを設計する。

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